皆さん、こんにちは。いろはのページです。
岡本太郎さん(以下、敬称略)は、日本の芸術家の中で私が一番好きな画家です。
「芸術は爆発だ!」は有名ですね。
この言葉どおり、芸術だけでなく、生き方そのものが爆発していた人です。
今日は、その岡本太郎のお話です。
1、岡本太郎は、どんな人
1911年生まれ。父は漫画家(岡本一平)、母は歌人・小説家(岡本かの子)。
18歳でフランスへ渡り、前衛芸術を学びます。
そして縄文土器に出会いました。
その変わった造形。
岡本太郎は、そこに猛烈な生命力を感じたと言います。

西洋と縄文。
この新しいものと古いものを、自分の中で融合させたのです。
代表作に最初の1970年の大阪万博のために作られた「太陽の塔」がありますね。
巨大な塔に顔が、三つ。
黄金、赤、黒。
不思議な形の顔と、翼のような手!
「万博のシンボル」と言われて、多くの人を驚かせたです。
「太陽の塔」は現在でも、万博公園に立っています。

2、『自分の中に毒を持て』
今日は、たくさんある岡本太郎の著作の一つ『自分の中に毒を持て』から、引用してみましょう。
・楽な道を選ぶな
岡本太郎は言います。
容易な生き方をしたいときは、そんな自分を敵だと思って闘うんだ。
普通、人は、できれば苦労したくない。
できれば失敗したくない。
って考えるものですよね。
でも、
本当はそちらの方が情熱を覚える本当の道なのだが、迷う。まことに悲劇の岐路。
怖い道ほど、なぜか惹かれる。
そこに本当の情熱があるのだ、と言います。

・失敗しても、挑戦する
挑戦した上での不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者とではまったく天地のへだたりがある。
そして、
人間にとって成功とはいったい何だろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。
成功とは、結果だけではない。
挑んだかどうか。
転んでもいい。
どれだけ挑むか、が大事だと言っています。
・みんなが「イエス」でも「ノー」
たとえみんながイエス、イエスと言っていても、自分が本当にノーだと思ったら、ノーと発言することだ。
これは、かなり勇気がいるかもしれませんね。
それでも、
自分の正しいと思ったことを、平気で明朗に表わす。
これが岡本太郎でした。
だから作品も、誰かに好かれるためではない。
だからこそ、その生命力が、作品から飛び出してくるのです。

3、芸術は「強烈に生きる」こと
太郎は「爆発」の意味をこう語ります。
人間として最も強烈に生きる者、無条件に生命をつき出し爆発する、その生き方こそが芸術なのだ。
さらに、
全身全霊が宇宙に向かって無条件にパーッとひらくこと。それが『爆発』だ。
だから作品も、単に「きれいですね」といったことで終わらない。

岡本太郎の作品を観ると、
「なんだ、この絵は⁈」
と心を揺さぶられます。
4、「きれい」ではなく「美しく」
美しさについて、おかまと太郎は、次のようにいっています。
美しいというのはもっと無条件で、絶対的なものである。
そして、
本当の美人というのはその人の人間像全体がそのままの姿において充実し、確乎とした生命感をあらわしている姿だと思う。皺クチャのお婆さんだって、美しくありうる。
「きれい」ということと、「美しい」とを、厳密に区別していますね。
大切なのは、きれいに見えることではないんだ、と。
生命を思い切り生きること。

だから太郎の作品は、怖くても、変でも、目が離せないのですね。
そこに“生命”があるからです。
5、きみは常識人間を捨てられるか
岡本太郎は、常識に合わせて生きませんでした。
もちろん、しっかりとした教養を持ち、常識を身につけた上で、それを乗り越えたのです。
だからこそ、“岡本太郎”になったのですね。
岡本太郎だから、それが出来たのではありません。
私たちも今から、一歩でいい。
半歩でいい。
日常のなかで、これはイヤだな、ちょっと変だなと思ったら、そうではない方向に、パッと身をひらいて、一歩でも、半歩でも前に自分を投げ出してみる。出発はいま、この瞬間からだ。
岡本太郎のこのメッセージのように、自由に、大きく羽ばたいていきましょう。
「出発はいま、この瞬間からだ!」

【参考文献】
『自分の中に毒を持て』(岡本太郎著、青春文庫)
『ピカソ ピカソ講義』(岡本太郎、宗左近著、朝日出版社)

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わたくし(いろは)のプチ作品です。↓

『空を飛んで遊ぶ子ども』(画用紙、アクリル絵の具)


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