ジョアン・ミロ・・・自由に描いてみよう

カルチャー

みなさん、こんにちは。いろはです。
今日は、ミロのお話です。

1、ジョアン・ミロとは

ミロ(Joan Miró)は1893年、スペインのバルセロナに生まれました。

幼い頃から絵が好きでしたが、若い頃には商業学校で学び、なんと会計の仕事をしていました。

やがて絵の道へ進み、パリでピカソなどの芸術家とも交流しながら、自分だけの表現を追求していきます。

2、子どものような絵

ミロの作品を観ると、「あれ、わたしにも描けそう!」「こんなもの、僕なら簡単だ」って思うことがありますね。

「単純な丸や線、星⁈……これくらいなら自分にも描けそう!」
って思ったりしますよね。

子どもでも描けそうな絵です。
でも、実はこうしたシンプルな絵ほど、実は難しいのです。

3、自由に描いてごらん

もし皆さんが、真っ白なキャンバスか画用紙を渡されて、

「さあ、自由に描いてごらん」

と言われたら、何を描きますか?

突然、困りますよね。
「上手に描かなくちゃ」
「綺麗に仕上げられれば良いけれど、変な絵になったらどうしよう」って。

自由なはずのに、頭の中は大混乱ですね。

何かテーマを与えて貰えれば、それを自分なりに描こうとはするでしょう。
もともとある程度絵心のある人ならば、それなりに上手な絵を描けるかもしれません。

でもそれは、本当に“自由な”絵なのでしょうか?

4、なぜ、“でたらめな絵”を描けないのか?

それはたいていの場合、これまでの絵に関する自分の記憶がまずあって、それを頼りに描いたものになります。
つまり、“でたらめな絵”って、そうたやすくは描けないのです。

人は、完全なる自由の中では、逆に何も出来なくなってしまうのです。
そこに「精神の自由」がなければ、でたらめな絵は描けないのですね。

ミロの素晴らしさは、自由に、誰にも真似できない「ミロの世界」をつくったところです。

それは“子どものような絵”かもしれません。
でも子どもには描けない、ミロでなければ描けない作品なのですね。

5、これは、一体何だろうか⁈

ミロの絵を見ていると、

「動物かな?」
「あれは星なのかな?」
「お魚かな?」
「いや人なんじゃないか?」
……と考えたりしたくなります。

でも、答えは一つではありません。

「わたしには、こう見える。でもあなたには、どう見える?」
ミロ作品を観ていると、自分の想像力が動き始めますね。

これこそ、ミロ芸術の面白さです。

6、「星座」に広がるミロの宇宙

代表作の一つが、「星座」シリーズです。

星、月、鳥、人間のような形、謎の記号のようなもの……。
まるでキャンバスの中で、みんな好き勝手に踊っているようですね。

しかも、これらの作品が描かれたのは第二次世界大戦の時代なのです。
戦争という不安定な現実の中で、ミロはキャンバスに自分だけの宇宙をつくりました。

だから、ミロの芸術は単に「楽しい絵」ではありません。

どんな時代でも人は、自分の想像力は失われない。
それをわたくしたちに教えてくれているような気がしますね。

7、今日からきみもアーティスト

ミロは、絵画の常識を知らなかったわけではありません。
知ったうえで、自分だけの表現を選んだのです。

だからこそ、誰にも描けない世界が生まれたのですね。

どんな世界でも、常識にがんじがらめに縛られていると、自分の世界を大きく開いていくチャンスさえも失ってしまうのです。

私たちも思うように絵を描いてみましょう。
心の内側にピタッとするものがあれば、
「これが芸術だ!」
って言えますね。

さぁ、みなさんも、今この瞬間からアーティストです。

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ちなみにこれは、わたくし(いろは)のプチ作品です。↓

「ミルクを飲む子ども」(色紙、紐、アクリル絵の具)

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